電験三種に適した電卓の選び方・4つの点。第三種電気主任技術者
電験三種合格には長期間の学習が必要とされます。
たかが電卓といえども、長期間の学習となると、使いやすさが学習効率に影響を与えます。私は、電験の学習のために4~5回は電卓を買い替えました。その経験から得た注意点を4つ挙げますので、電卓選びの参考にしていただければ幸いです。
因みに、関数電卓は不可なのでご注意ください。
1、√付きを選ぶ
私が最初に買った電卓で、非常に初歩的なミスをしてしまいました。
√のボタンを付いていないことに気付きました。電験では、ルートを頻繁に使うので、√は必須です。
2,ボタンがゴム製の物は選ばない
ボタンは必ずプラスチック製にする
なぜボタンがゴム製を選んではいけないか?
ゴムボタンは、押した時に数字が入力されていないことが多いためです。
電験では桁数が多い計算が頻出されるため、表示盤を見ずに数字を押していることが多いと思います。押したと思っていた数字が入力されていないことに気付きにくいのです。私は学習中に、それで計算ミスが頻発したため、プラスチック製のボタンの電卓に買い替えました。
3,手のひらサイズを選ぶ
なぜ手のひらサイズを選ぶべきか?
ボタンがちょうど良い大きさになるためです。もしサイズが小さければ、当然ボタンも小さくなります。ボタンが小さいと、同時に2つのボタンを押してしまう可能性が高くなります。私は、手のひらサイズの3/4程度の大きさのものでも、やや使いづらかった経験があります。やはり、最終的には手のひらサイズの電卓に落ち着きました。
4,文字盤(表示盤)の桁数は多い方が良い
これは必須条件ではありませんが、桁数が多いに越したことはありません。
電験で桁数が非常に多い計算を行います。私は10桁の電卓を使っていて、特に不便はなかったですが、もっと多くても良いと思います。
(おまけ)私の使っている電卓
一応、私の使っている電卓を紹介しておきます。
型式は、 Canon LS-101T となります。別にこれじゃないと駄目ということはないですが、どれにすれば良いか迷っている方なら、とりあえずこれを選んでおけば間違いないはずです。結局、最終的に私はこの電卓に落ち着き、試験本番でもこれを使いました。