Aki塾長・電験三種

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独学で電験三種(電気主任技術者)合格_5ch(旧2ch)のテンプレは真実(笑)


【独学】電験三種合格までにやった事【5chテンプレは真実!】第三種電気主任技術者

第三種電気主任技術者に独学で合格した経験談

動画にしてあります。このブログと言っていることはほぼ同じです。

 

1、合格までの略歴

2017年3月頃に受験を決意。

2017年度の試験で、理論(60点)機械(80点)で合格。

2018年4月頃から勉強を再開。

2018年度の試験で、電気(85点)法規(54点)に合格。全科目が合格!

 

2,受験決意時の私の学力

地方国立大の工学部電気電子工学科卒で、大学卒業後に既に20年近く経過。

卒業直後に製造業の会社に勤務して電気関連の業務を行っていたが、すぐに退職。

学習塾講師になり、10年以上経つ。現在学習塾を経営中。中学英数理と、高校数学を指導している。数学については、数学検定準1級(高校理系数学+αレベル)を所持。

受験決意時は、電気の知識はほぼゼロ。辛うじて、電気回路と電気磁気学の基礎をかすかに覚えている程度。

 

3、勉強時間

2017年3月頃から勉強開始。

最初は1日30分程度の学習でした。

5月頃には、平日は最低4時間以上、休日は10時間以上は勉強をしていました。

2017年度の受験時には勉強時間は約500時間。

 

2018年度は4月頃から勉強を再開。

やはり、平日は最低4時間以上、休日は10時間以上は勉強。

さらに約500時間学習したと思います。

結局、合計で約1000時間は勉強したかもしれません。

 

4,使った学習教材・参考書等

教則DVD電験三種過去問完全KO作戦をメインに学習。

 

私自身が学習塾の講師をしているので、自分で本を読んで学習するよりも、人に教わったほうが圧倒的にストレスが軽く、学習効率が良いことを知っています。

よって全科目のDVDを購入しました。

正直、安くはないですが、数万円出さなかったために、またさらに一年勉強に縛られるのに比べれば、数万円出して早く合格した方がマシです。

ひたすらこのDVDの内容を完璧にすることに徹しました。

お世辞抜きで、本当にこのDVDは素晴らしい出来栄えです。

講師の不動弘幸先生の教え方は無駄がなく、非常に分かりやすいです。

はっきり言って、このDVDがなかったら挫折していたことでしょう。

最短時間で学習したいならば、是非、これらのDVDをおすすめします。

 

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これらのDVDはオススメどころか、絶対買うべき

電験三種過去問完全KO作戦 理論編 (DVD教材)

電験三種過去問完全KO作戦 電力編 (DVD教材)  

電験三種過去問完全KO作戦  機械編  (DVD教材)  

電験三種過去問完全KO作戦   法規編  (DVD教材)  

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過去問約10年分の解説が収録されています。

分野ごとに、簡単な問題から順番に並んでいて、その順番通りに学習を進めれば大丈夫です。

  

 過去問集は絶対に買っておくべき。

DVDの解説でも、どうしても分からない箇所がある場合は、過去問集の解説を見ました。

電験3種過去問題集 2020年版  

 

 

DVDを学習する前に、読んだ漫画を紹介しておきます。

電気のおおまかな概要を知りました。

内容は子供でも分かりやすく描いてあり、話も面白いです。

読んでおくと、後の勉強の理解がしやすくなりますので、おすすめいたします。

 

「マンガでわかる電気数学」 

「マンガでわかる発電・送配電」 

「マンガでわかるモーター」 

 

 

他にも参考書は買いましたが、飽くまでもDVDの内容を完璧にするための、辞書として使いました。参考書をメインに学習したわけではありません。

参考書は何でも良いと思いますが、一応、私が使った参考書を、ここに紹介しておきます。

 

これだけ理論 改訂2版 (電験3種Newこれだけシリーズ) 

これだけ電力 改訂2版 (電験3種Newこれだけシリーズ) 

これだけ機械 改訂2版 (電験3種Newこれだけシリーズ)  

これだけ法規 改訂3版 (電験3種Newこれだけシリーズ) 

完全マスター 電験三種受験テキスト 理論(改訂3版)  

完全マスター電験三種受験テキスト 電力(改訂3版)

完全マスター 電験三種受験テキスト 機械(改訂3版)

完全マスター電験三種受験テキスト 法規(改訂4版)  

 

 

この小さい参考書は、電験のミニ辞書的な物です。

ど忘れしてしまった公式や定理を、手っ取り早く調べるのに便利です。

 

ポケット版 要点整理 電験三種 公式&用語集 第2版 (ポケット版要点整理)

 

他にもたくさんの参考書を買いましたが、上で紹介した教材・参考書類がほぼメインでしたので、割愛いたします。

電気工事士の参考書なんてのも、分かりやすく、機器の写真などが載っていて便利でした。

  

5,勉強計画

エビングハウス忘却曲線の理論にのっとった学習

この理論は、人間が学習した記憶を保持するのに最適な復習ペース、学習後1日後に復習、3日後に復習、1週間後に復習、2週間後に復習、1ヶ月後に復習、3ヶ月後のペースで復習とすると良いという理論です。

覚えたことを忘れるのがもったいないので、復習時間を綿密に計画しました。

 

1日にDVDの過去問4問程度のペース

この程度のペースで十分でした。

なぜなら、日が経つにつれて、前述の復習が増えていきますので、徐々に勉強時間が増えてくるので、過去問4問程度でも結構大変になってきます。

ただし、復習は、一度学習した内容ですので、回数を重ねるごとに解くスピードも、解くためのエネルギーもどんどん軽くなっていきます。

また、それにつれて、学習にかける集中力や耐久力も徐々に上がっていきますので、1日4時間の学習にも平気で耐えられるようになっていました。

 

③大学工学部電気化卒なら、数学物理の復習は不要

DVDの学習に取り掛かるのに、数学や物理の復習も必要ありませんでした。

学習を進めているうちに、過去の記憶が掘り起こされますので、いきなりDVDに取り掛かって問題ありませんでした。忘れていたことがあったら、その都度調べれば十分間に合いました。

 

④最初から解答の解説を見る

問題を自力で解かず、最初から解説を聞いて覚えてしまいました。後から復習の時だけ自力で解くという練習の繰り返しです。まずは解き方の知識を集めました。知識を集めるごとに、「自分は何が分かっていないか」が分かってきました。考えるのは、そこからで十分でした。これは学校の勉強と同じですね。

 

6,わからない問題の対策

考える時間に10分以上使わない

考えている時間が無駄なので、すぐにネット掲示板に質問をかいて、答えが返ってくるまでに別の問題にとりかかりました。

Yahoo知恵袋や、5chの資格全般板「第三種電気技術者試験」のスレッドで質問しました。失礼な返答の人がいても、絶対に相手にしませんでした。時間の無駄だからです。目的は飽くまでも「合格」です。親切に教えてくれる人がいて助かりました。

また、他の人が質問を書き込んでいて、自分が知っていることなら教えてあげました。教えることで自分の学びにもなりました。

 

②諦めるのも作戦の内

わからない問題は放っておきました。

別分野の勉強をしたり、別科目の勉強をしていたら、分かるということも良くあります。無駄に時間を割かないようにしました。時間の無駄遣いは挫折の原因になるので。

 

7,その他

私は自営業で学習塾をやっているので、勉強時間が自由に作ることが出来ます。よって、勉強は試験の半年前からで間に合いました。しかし、サラリーマンの方にはそれはちょっと難しいと思いますので、やはりサラリーマンであれば、1年前から学習するのが理想かと思います。

 

それから、例えば「今年は理論と電力だけ勉強して合格するのを狙う」といった、山をかける学習はオススメできません。電験三種は、毎年、科目毎に難易度の変動が非常に激しいです。山をかけた科目が高難易度の年にあたる可能性があります。難しい年は、本当に難しいのです。たかが60点を取ることが、いかに高いハードルなのか分かります。

私も、初年度の受験では、電力に自信があったのですが、電力の難易度が非常に高かったため不合格になりました。逆に機械は自信がなかったのに、簡単だったために合格出来ました。

やるなら、全科目を全力で学習するのが望ましいです。

 

 

以下は、5ch(旧2ch)のテンプレートです。

これ、なんの冗談でもなく、ちゃんと理解しつつ学習しないと、

本当にこのようになります。これは全くの真実です(笑)。

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初受験のやつにちょっとアドバイス。試験のふいんきとか心境とか

まず理論の一問目、落としちゃいけないはずの基本問題がなかなか解けない。
似たような問題はやったはずなのに何故か計算式が浮かんでこない。
その時に初めて過去問をなんとなく解いてきただけだから、初見の問題に対処できない自分に気づく。
周囲に耳を傾けると、容赦なくほかの奴はドンドン先の問題に進んでいっている。
一方で、自分と同じく一問目を解けない奴の溜息や、怠惰に一年を過ごしたリピーターの慚悔のすすり泣きと嗚咽がこだまする。
隣の鼻炎もちが2分おきに鼻をすすってゴクリと飲み込む。後ろの奴は電卓を強打し、前の奴は貧乏ゆすりが止まらない。
普段ならさして気にならないはずの一つ一つが、神経を指で弾かれたように障って仕方ない。

それでも気を取り直して先に進もうとする。分からない問題は素直に飛ばし、冷静さを取り戻したかのような気分になる。
しかしそれは「逃げ」でしかない。そのことには試験後半で気づく。
自信のない解答が続き、6割に届かない疑念が胸をかすめるのだ。
一発合格だと意気込んできたのに、半分近くを運否天賦に賭している現実に羞恥心と後悔の念がくすぶられて、何ともいえない焦りと
圧迫感に胸が締め付けられる。
ここからは全部解かなきゃいけない!とあせりはじめ、問10あたりに15分も費やすが、出てきた答えが選択肢にない。

自分の不甲斐なさに憔悴し、緊張感が薄れ、眠気さえ覚えてくる。しかしあと5問もあるのに残り時間は15分しかない。
気を取り直して、取り合えずマークシートはなんとなく埋める。
問題冊子をパラパラと戻り、飛ばしてきた中から残り5分で正解を出せそうな問題を探す。
それに取り組んでいる最中にタイムアップ。
マークミスやマークのずれを確認できなかったことにいらつく。
シート回収中にケアレスミスに気づく。

電力も似たような状況が続く。機械にいたっては分からなすぎて後半寝る。
せめて法規だけでもと考えるが、まさかの外れ年。H24を超える難問年。叫びたくなる。

家で自己採点をして、二分の一までしぼった問題をことごとく外したことに地団太を踏む。
こんな感じだよ。わりとマジで。

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