【独学で合格】電験三種の学習ペース【学習効率の向上】第三種電気主任技術者
1、私の受験歴
2017年の4月頃から本格的に4科目を学習開始。
2017年度:理論(60点)・機械(80点)で合格
受験後しばらく学習を休止。
2018年の4月から、残りの電力・法規の学習を再開。
2018年度:電力(85点)・法規(54点)で合格
2,私の学習方法を行った結果
最低限の勉強量ですんだ
やる気を維持出来た
3,エビングハウスの忘却曲線を元にした学習
学習後の時間と記憶の保持率を表したグラフが、エビングハウスの忘却曲線です。
①人間は、学習したことは、時間が経てば忘れます。
②忘れそうになったら、復習をすれば当然ながら記憶が蘇ります。
③復習を繰り返すことで、忘れるスピードが緩やかになっていきます。
④また、復習することで問題を解くスピードが上がります。
この原理を、最大限に活用して、出来るだけ勉強量を少なくして、最大の効率で学習を進めました。
4,具体的な学習ペース
次のペースで学習しました。
このペースで学習することで、常に約8割以上の記憶を保つ状態を維持出来ました。
また、問題を解くスピードがどんどん速くなっていきました。
記憶の貯金を減らしたくないという意味で、やる気を常に保つことが出来ました。
①初回は解答を見ながら解きました。
自分で考えるのではなく、すぐに解答を見てそれを書き写しました。
その直後に、解答を見ないで自力で解きます。 もし解けなかったら、すぐに解答を見て、再度自力で解きます。これは初回だけでなく、2回目以降も同様で、解けなかったら解答を見てから再度自力で解きました。
最初から、自分で考えて解こうとするのは時間の無駄になるため、とにかく模範解答のまねをして、解き方を頭にインプットしました。
②翌日に解く
③3日後に解く
④1週間後に解く
⑤2週間後に解く
⑥1ヶ月後に解く
⑦3ヶ月後に解く
5,具体的な学習計画表
上の画像のような、学習計画表を作成して、このように進めました。
新しい問題を1日1問解くペースで行くと、上の画像のような状態になります。
日が経つごとに、1日に解く問題数が増えます。例えば、1月30日を見ると4問解くことになっています。
最初は解く問題数は少なかったですが、試験本番前ぐらいになると、1日30問ぐらいまで増えました。ものすごく大変そうに思われるかもしれませんが、実はそうでもありませんでした。なぜなら、復習の繰り返しで実力が身についていたため、問題を解くスピードが上がっており、それほどの労力を感じませんでした。
私は、毎日、新しい問題を4問程度解くペースで進めました。
6,この学習方法において守るべき事柄
①いきなり大量の問題を解こうとしない
最初は誰でもやる気があるので、一気に問題を解こうとするかもしれません。しかし、初回から大量に解き始めると、後になって復習が追いつかなくなり、挫折の原因になる恐れがあります。いきなり大量に解くのは、おすすめいたしません。
②出来るだけ早い時期から学習を始める
電験三種の学習量は膨大です。短期間で学習しようとしても、頭が追いつかなくなり、挫折すると思います。私は仕事が自営業のため、自由な時間を取りやすいので、半年で4科目の学習を一周出来ましたが、サラリーマンの方にはそれは難しいのではないかと思います。サラリーマンの方が4科目を学習するのであれば、遅くとも1月には始めないと間に合わないように思います。
電気科の現役の学生さんであれば、3ヶ月前から死にものぐるいで学習すれば、間に合う可能性があるかもしれません。